11月の米大統領選を受けて、全50州と首都ワシントン(コロンビア特別区)の選挙人による投票が14日行われ、民主党のジョー・バイデン氏がカリフォルニア州の選挙人55人による投票を受けて、勝利に必要な270人を確保した。AP通信が報じた。  次の焦点は来年1月6日に開催される上下両院合同会議だ。マイク・ペンス副大統領が取り仕切る同会議で、選挙人による投票結果の集計が行われ、正式に勝者が宣言される見通しだ。  通常であれば、選挙人による投票は形式的な手続きで注目度は低いが、現職のドナルド・トランプ大統領が選挙結果に異議を唱え続ける中、今回は重要性が増している。