家庭のかたちはさまざまであり、何を信じるか信じないかも多種多様。ただこの季節、子どもと「サンタクロースのプレゼント」をめぐり、例のやり取りを繰り広げている家庭もあるだろう。すなわち、サンタは実在するか否か。(フリーライター 武藤弘樹)
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汚く美しい大人たちの宴
まず、この記事は15歳未満閲覧禁止である。記事は主に大人がついている嘘の部分、大人の、嘘にまみれて汚いがしかし、だからこそ美しくもある部分について言及するからである。上記の制限に引っかかる人はくれぐれもご退出いただき、どうしても気になるようなら“大人”を自認する頃にまたいらっしゃるとよろしい。
さて、まだ読み進めて残っているのが汚く美しい大人諸氏だけになったところで、本題である。子どもにいかにサンタをうまく信じさせるか――。いや、サンタクロースは本当にどこかに実在するのかもしれないが、少なくともクリスマスイブに子どもの枕元にプレゼントを設置するサンタに関しては、それが両親やそれに準ずる保護者によるものだということを、大人は知っている。
今年も12月ということで、また偽サンタが動く時期である。偽サンタの主たる任務は二つあって、一つがプレゼントを用意して贈ること、もう一つが子どもに対してサンタの実在を装うことである。偽サンタはめいめいが各種工作を行って、サンタの実在を子どもに印象付けようとする。その工夫のアプローチが十人十色あって面白い。今回はいくつかのやり方を参考に、どのようなやり方が子どもにサンタを信じさせやすいかを探っていこう。