“挑戦するデザイン”の第2章。レクサスLCにコンバーチブルが登場した。トップは4層構造のソフトタイプ。閉じても開けても見ほれる美しさは格別。約15秒で完了する開閉機構は優雅な動きにもこだわった。エンジンは5L・V8自然吸気(477ps)。スタイリッシュなラグジュアリーオープンは、“特別な時間”を約束する。
発売から4年も
いまなお強烈な存在感を放つ
レクサスのフラッグシップクーペ、LCの登場から早いもので4年が経とうとしている。街で見かけるLCは、いまなお強烈な存在感を放つ。デザインのポテンシャルがそれだけ高いということだ。
LCはこの4年間に特別仕様の内外装色を設定するなど、つねにニュースを提供。同時に、走行性能に関するリファインも着実に行ってきた。メーカーはLC開発の手を緩めていない。そしていよいよもうひとつのLC、500コンバーチブルが、日本でも発売された。パワーユニットは5L・V8DOHC32V(477ps/540Nm)。トランスミッションは10速ATを組み合わせる。
コンバーチブルがこだわったのは、ルーフ開閉時のスタイルだ。LCクーペはデザインにこだわり抜いた。コンバーチブルが“単に屋根を開けました”では、共感は得られない。
トップは4層構造のソフトタイプ。“リトラクタブルハードトップ(RHT)ではないの?”と思う方がいるかもしれない。けれどもラグジュアリーブランドの場合、コンバーチブルはソフトトップというのが世界一流の条件だ。トップの材質が進化した現在、クーペと遜色ない“屋根”になる。そのうえ機構が複雑なRHTよりデザインの自由度が高い。ルーフ面積が大きいGTカーにRHTを無理に使うと、デザインが台無しになってしまう。