収入減少、将来への不安…
コロナで家計の悩みが顕在化
新型コロナウイルスに翻弄された2020年も終わり、間もなく新しい年を迎えます。先日、今年はコロナ禍の消費抑制で家計資産が最高を更新したという報道がありました。コロナの影響による収入減少などを経験したためか、家計に関心を持たれる方も多く、特に今年の後半は多くの方が家計相談にいらっしゃいました。
ただ、相談内容に関しては今年の前半と後半で傾向が異なりました。前半は緊急事態宣言が出たり、株価も乱高下したりしていたので、
・収入がなくなったり、極端に収入が減少したりしたことによって家計運営が困難になった
・投資を始めたい、投資教育を受けたい、投資を始める家計づくりをしたい
といった相談が多く、一方で後半は緊急事態宣言が解除され、以前の社会生活を徐々に取り戻し始めたこともあり、
・老後など将来の資金づくりをするための家計の見直し
・子どもの教育費を貯めるためにはどうしたらよいか
・現在の家計運営が良好かどうか判断してほしい
・収入減少や借金返済などによる赤字家計を改善したい
といった相談が増えていきました。