米企業の最高財務責任者(CFO)らは、2021年の同国経済全体の状況、特に企業業績が、税率や労働コストの上昇の可能性にもかかわらず回復するとの楽観的見方を示している。デューク大学フクア・ビジネススクールとリッチモンド地区連銀、アトランタ地区連銀が約300人のCFOを対象に行った調査によれば、CFOらは所属企業の来年の売上高が平均で6.9%増加すると予想している。賃金、物価、雇用水準も上昇するとみられている。デューク大学の財政学教授で調査を監修したジョン・グレアム氏は「CFOたちはパンデミック(新型コロナウイルス感染症の世界的大流行)の暗雲の先を見据えている。来年に目にする成長の一部は、2020年の低いレベルからの上昇になる」と語った。
米企業CFO、2021年の収益・賃金・雇用の伸びを予想
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