来年1月から新たに米連邦公開市場委員会(FOMC)の投票メンバーになる当局者の中には、連邦準備制度理事会(FRB)による景気刺激策の積極的な支持派も含まれている。FOMC委員の一部は1年ごとの輪番制となっており、来年はアトランタ地区連銀のラファエル・ボスティック総裁、シカゴ地区連銀のチャールズ・エバンス総裁、リッチモンド地区連銀のトーマス・バーキン総裁、サンフランシスコ地区連銀のメアリー・デイリー総裁が新たに加わる。一方でクリーブランド、ダラス、ミネアポリス、フィラデルフィアの各連銀総裁は投票権を失うが、FOMCの会合には出席し政策議論に参加することになる。FOMCは12地区連銀総裁のうち5人とFRB理事全員で構成する。FRB理事は定員7人で、現在は1人が空席となっている。ニューヨーク連銀総裁は常任で、残り4人の地区連銀総裁は毎年入れ替わる。