北朝鮮は途上国へのワクチン普及を進める国際組織「Gaviワクチンアライアンス」に対し、新型コロナウイルスのワクチン供給を申請した。事情を知る関係者が明らかにした。Gaviは北朝鮮からの申請に関するコメントを控えた。だが報道官は、Gaviでは各国の要求を精査しており、今年の早い段階で最新情報を提供できる見通しだと述べた。複数の関係者によると、北朝鮮はここ数週間で欧州数カ国の大使館に連絡し、コロナワクチンの入手方法を問い合わせた。コロナワクチンの共同出資・購入の世界的枠組み「COVAX(コバックス)」はこれまでに、低・中所得の92の国・地域に供給するワクチンを少なくとも13億回分確保した。この対象国には北朝鮮も含まれている。