学生時代の投資法は
1銘柄への集中投資
バブルの置き土産のような店頭株の値上がりの恩恵が得られたのは、私のように情報が得られる人だけだったでしょう。
学生時代の投資法は、1銘柄への集中投資。今から考えると決して褒められるようなやり方ではありません。
これだと思う銘柄に全額を投資し、売って利益が出たら次、それを売って利益が出たらまた次……という感じで資金を回転させ続けました。
もし1つの銘柄を持ち続けたのなら、わずか3年そこそこで40万円から1500万円という株式資産は築けなかったでしょう。
しかし、今になって振り返ってみると、これは信号無視しながら、アクセル全開で自動車を猛スピードで飛ばしているようなもの。
よく事故らなかったものだと思います。才能うんぬんではなく、タイミングが良く、運も良かったのでしょう。
歯車が1つでも狂えば事故っていたかもしれませんし、ましてや言わば借金してレバレッジをかけて投資する「信用取引」に手を出していたら、自己破産していた可能性すらあったと思います。
レバレッジとは「テコ」という意味で、投資では他人資本を使って自己資本に対する利益率を高めることを意味します。