水平基調を強め、エアコン操作パネルをタッチパネルとするなどにより、よりシンプルでワイドなデザインのインテリアに。シフトパターンは逆L字型とし、P、R、Dを突き当たる位置とすることで、誤操作しにくくなっているという水平基調を強め、エアコン操作パネルをタッチパネルとするなどにより、よりシンプルでワイドなデザインのインテリアに。シフトパターンは逆L字型とし、P、R、Dを突き当たる位置とすることで、誤操作しにくくなっているという

 インテリアには、8.8インチのセンターディスプレイに加えて、エアコンの操作などを行うタッチパネル式のロアディスプレイが配置された。コンソールは浮き上がったようなフローティングタイプとなっており、アームレストに肘を置きながら、自然な腕の角度で各デバイスを操作できるように設計されている。ドリンクホルダーの周辺やドアハンドルの内側には、コルクが採用されている。これはマツダの前身が東洋コルク工業だったことから着想を得たものという。特殊な樹脂を含浸し耐水加工することで、コルクの自然な風合いを残しながらも、汚れにくいものになっている。

 パワートレインは、2リッターガソリンエンジンにスターター兼発電機のモーター「ISG」、24Vリチウムイオンバッテリー、DC-DCコンバーター、回生協調ブレーキを組み合わせたマイルドハイブリッド方式。エンジンの最高出力は156ps、最大トルクは199Nm。モーターのアシストは6.9ps/49Nmとなる。トランスミッションは6速ATで、駆動方式はFFと4WDがあり、燃費(WLTCモード)は前者が15.6km/L、後者が15.1km/Lとなる。

ゆったり走るのが似合う穏やかな乗り味

2リッター直噴エンジンにマイルドハイブリッドシステム(M ハイブリッド)を組み合わせたe-SKYACTIV Gを搭載する2リッター直噴エンジンにマイルドハイブリッドシステム(M ハイブリッド)を組み合わせたe-SKYACTIV Gを搭載する

 マイルドハイブリッドなので電動走行ができるわけではないが、発進加速時やアイドルストップからの再始動時にアシストを行う。お世辞にも速いというほどではないが、穏やかな乗り味ともあいまって、街中も高速もゆったりと走るのが似つかわしい。電動化モデルの弊害として、ブレーキのフィーリングが悪くなるケースがあるが、このMX-30はISGと摩擦ブレーキを協調制御し、減速エネルギーの回収と自然なブレーキペダルフィールをうまく両立させている。

 ADAS(先進運転支援システム)も基本的なものは全車に標準装備する。そして気になる価格は、2WDで242万円、4WDで265.65万円~とかなりリーズナブルに感じられるものだ。いろんな使い方ができるユニークさに溢れている、現代のスペシャリティカーだ。

文/藤野太一 写真/マツダ 編集/iconic

マツダの新型コンパクトSUV「MX-30」は新時代を切り拓けるか