Go To イートで手数料、何をしてくれるのか
請求書届くたび、緊張して封を切る日々

「Go To トラベル」キャンペーンの一時停止の決定は遅すぎましたが、私たちにとって困るのは「Go To イート」です。店舗が高いお金を払ってグルメサイトに登録する必要があり、運営会社によっては、利用するお客さまごとに200円の手数料をサイトに支払う必要があります。100人が利用すると、2万円の出費です。「何をしてくれるんだ」という気持ちになります。

 しかも、そんなGo To イートに(当初の616億円に加えて)500億円以上の予算が追加されます。政府は、本当に困っている人を助ける気持ちはあるのか?と思いますね。テレビの取材でサイト運営会社への手数料負担の話をすると、全部カットされるんですけどね。

 都の11月28日からの深夜休業要請も、もっと早いタイミングで出せなかったのかと思います。11月中旬にはすでに都内の新規感染者数が400人に近づいていました。このタイミングで要請が出されていれば、年末年始の深夜休業の要請を回避できたかもしれません。予測できるものではないし、決定が難しいのは分かりますが、休業要請をする基準や目安を、もう少しはっきりさせられないものでしょうか。

 私は13年前、現在の夫が経営している麻布十番の店に客として訪れて料理を食べ、おいしいので通うようになりました。私が手伝えばもっと商売がうまくいくと思って、結婚後、新橋の1号店を10年前にオープンしました。

 市場から直接1頭買いしたブタの内臓を、その日のうちに、店内で血まみれになって解体します。だから、他の店では出せないような希少部位も10種類以上を提供できます。味には当然自信がありますし、これからコロナの後まで商売をやり抜く覚悟です。

 それでも、取引先からの請求書が届くたび、緊張で震えながら封を切る日々です。古くからのお客さまに支えられて、泣きそうになりながらなんとかやっています。私たちも、みんなで一丸になってコロナを抑えたいという気持ちは同じです。