親文派の攻撃は、議員、学者、裁判官に至るまで対象を選ばず行われている。

 秋長官に苦言を呈した同党の李相ミン(イ・サンミン)議員、鄭成湖(チョン・サンホ)議員等にはテキストメッセージを浴びせた。

 また、尹検事総長の職務執行停止に失敗するや、担当の裁判官を攻撃し、同総長を国会の数を使ってリコールする動きを見せた。

 さらに曺国前長官を批判した琴泰變(クム・テソプ)前議員、現政権の不動産政策を批判した趙己淑(チョ・ギスク)梨花女子大学教授ら学者も攻撃した。

「積弊(せきへい)の清算」(文在寅氏が掲げるキャッチフレーズで、保守派政権の負の遺産を清算するという意味)でもこれらの人々を原動力に無差別人身攻撃を行っている。

 一部の強硬な親文在寅派は党全体の意思決定を支配している。昨年3月には比例衛星政党を発足させ、同年11月には党憲・党規を変更、ソウル・釜山市長選挙への候補者選びに関与している。

 親文派は政権与党と結びついており、「共に民主党」の中でも反論できない雰囲気となっている。特に最近では「共に民主党」に逆風が吹いているが、これら親文派議員は自らの行動が逆風を招いていることに反省しないばかりか、一層独善的で傲慢(ごうまん)な対応をするようになっている。それが世論調査結果にはっきり示されている。

「共に民主党」代表も
親文派には逆らえない

「共に民主党」の李洛淵(イ・ナギョン)代表は国民統合のための新年政局構想計画で、「適切な時期に2人の元大統領(李明博氏と朴槿恵氏)の赦免を文在寅大統領に建議する」と明らかにした。

 同代表は聯合ニュースの新年インタビューで「(2人の元大統領の赦免が)国民統合のための大きなカギになる可能性がある」と述べ、「支持層の賛否とは関係なく建議しようと思う」「今後、党がもう少し積極的な役割を果たすべきだろう」との姿勢を明らかにした。