ジョー・バイデン次期大統領は13日夜、議会下院がドナルド・トランプ大統領の弾劾訴追決議案を可決したことについて明確な姿勢を示さなかったものの、上院に対しては弾劾裁判への対応について、閣僚候補の指名承認や新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)への対応などと均衡を保ちつつ行うよう要求している。バイデン氏は声明文で、「下院議員は憲法で認められた権利を行使し、大統領に責任を負わせ弾劾することを採択した」とし、「これは憲法や自らの良心に基づいて行動した超党派の議員らによる採択だった。このプロセスは上院でも続くことになる」と続けた。また「わが国は致死的なウイルスや経済の低迷に引き続き見舞われている。上院指導部が憲法で定められた弾劾に関する責任を全うしつつ、国にとって喫緊の課題に取り組む方法を見つけるよう期待している」とも述べた。