米連邦検察は14日、マサチューセッツ工科大学(MIT)で機械工学を教える陳剛教授(56)を詐欺罪で訴追した。米エネルギー省へ補助金を申請する際に、中国政府から資金を受け取っていることや同国政府と緊密な関係にあることを明らかにしなかったとしている。陳氏はマサチューセッツ州ケンブリッジにある自宅で14日朝に逮捕された。中国生まれの同氏は米市民権を取得している。同氏は通信詐欺に加え、外国銀行口座を開示しなかったことや、納税申告書に虚偽情報を記載した罪に問われている。ボストンの検察トップは陳氏が中国政府への忠誠心に基づく行動を取ったようだと述べた。トランプ政権は、中国政府とつながりのある団体が米国の学術研究の不正取得や大学キャンパスでの干渉行為に積極的に取り組んでいるとして、さまざまな対策を講じている。
米MIT教授を訴追、中国政府との関係隠し補助金申請か
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