4人の政治家はいま、78歳と80歳、70歳、78歳だ。このうち1人はリチャード・ニクソン氏が米大統領だった時代にワシントンで政治活動を始め、他の3人はロナルド・レーガン大統領の時代に始めた。彼らはすべてを目にしてきた。戦争、リセッション(景気後退)、共和党の支配と民主党の支配、テロリストの攻撃、そして現在は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を。端的に言えば、彼らはまさに政界のエスタブリッシュメント(主流派)を象徴する人物だ。こうしたエスタブリッシュメント層は、1月6日に米国会議事堂を襲撃した米国市民の攻撃対象だった。政界主流派の一団は、その後の状況に対処する指揮を執っている。彼らはともに、同じ問いに直面している。その問いとは、自分たちが本当に主導権を握っているのかというものだ。
バイデン氏と米政界主流派、主導権を握れるか
次期大統領と民主・共和両党指導者、協力の可能性は
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