米次期国務長官に指名されたアントニ-・ブリンケン氏は19日、上院外交委員会の公聴会に臨んだ。中国とロシアは米国との対立を強めていると述べたほか、トランプ政権よりも米外交官を尊重した外交政策を推進することを望むとの立場を示した。ブリンケン氏は公聴会の冒頭、「われわれは中国を打ち負かすことができる――そして、人民による人民のための政府が人民に望ましい結果をもたらせると世界に改めて示すことができる」と述べた。米国が現在直面する脅威として「世界的な国家主義の台頭、民主主義の後退、中ロなど独裁国家との対立先鋭化、安定かつ開かれた国際制度への脅威増大、サイバー空間など生活のあらゆる面に影響を与えるテクノロジー革命」を挙げた。