米政界の「アウトサイダー」として大統領に上り詰めたドナルド・トランプ氏は、最後まで異端の存在として任期を終えた。大統領選の結果を覆そうと狙ったことで、政治家としての将来とその影響力に傷がついた中での幕切れとなった。直近の世論調査は、トランプ氏が共和党員の間でなお高い人気を誇っていることを示している。だが、支持者らによる連邦議事堂占拠事件を受けて、複数の側近による離反を招いた。これにはミッチ・マコネル上院院内総務(ケンタッキー州)、マイク・ペンス副大統領、そして事件を受けて辞任を表明した少なくとも閣僚2人が含まれる。トランプ氏は過去の慣例を破り、後任の就任式を欠席した数少ない大統領の一人となった。
異端貫いたトランプ氏、視界不良の再出発
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