ドナルド・トランプ氏は、大統領としての最後の執務日となった20日、恩赦と減刑の長大なリストを発表した。そのリストは、恩赦などの対象となるのが妥当な人物、不適切な人物、とんでもない人物の盛り合わせだった。中でも特筆されるべきはスティーブ・バノン氏だ。  恩赦・減刑が適用された143人の多くは、麻薬犯罪に関係した者だった。減刑の対象者の中には、アイザック・ネルソン氏がいる。ホワイトハウスによれば、彼は少なくとも5キロのコカイン、50グラムのクラックに関係した犯罪で禁錮20年の刑を宣告され、既にその半分以上の刑期を務めていた。