米議会下院が25日夜、ドナルド・トランプ前大統領の弾劾条項を上院に送付し、弾劾裁判に向けたカウントダウンが正式に始まった。裁判では、トランプ氏のレガシーを巡る共和党内での意見対立や、同氏が党への影響力を維持できるのかが明らかになるとみられる。トランプ氏にとって2度目となる弾劾裁判で検察役を務める民主党下院議員団は、6日に起きた連邦議会議事堂への乱入事件をトランプ氏が扇動したとする弾劾条項を上院に提出した。チャック・シューマー上院院内総務(民主、ニューヨーク州)は上院本会議場で、「問題となっているのは1つの質問、たった1つの質問だ。両党の上院議員は自らの良心に従い、神の前で答えなければならない」と発言。「その質問とは、トランプ前大統領は米国に対する反乱を扇動する罪を犯したか、というものだ」と続けた。
米下院、トランプ氏の弾劾条項を上院に送付
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