自分が使っている商品を
提供している会社に投資してみる
株式投資についてネットや書籍で程度の勉強をしたとしても、生身の人間の欲望や恐怖感、世界経済の変動、天変地異などを反映して刻々と動く「マーケット」というものを肌身で感じるには、身銭を切って投資しなければなりません。
自分のお金を投資せず、テレビのニュースや日経新聞でいくら情報を仕入れても、実際のところは絶対にわからないもの。
まずは、少しだけ何かに投資してみることです。
個別株投資に恐怖心を抱くのなら、米国株の投資信託でもいいと思います。
そうやって一歩を踏み出せば、投資先の値動きが肌身で感じられ、一時的に値下がりしたときの“耐性”も自ずとついてきます。
その点、たくさんの銘柄や債券に分散投資している投資信託より個別株投資のほうが、より実感を得られますからおすすめです。
少額からでいいので、いったん身銭を切って個別株投資をすると、投資先の企業や業界について自然と勉強するようになりますし、株式投資自体のスキルアップにも力を注ぐようになるものです。
日本株は最低でも100株から買わなくてはなりませんが、米国株なら1株から買えます。
株式投資の第一歩を踏み出すためには、投資先の吟味に凝りすぎないことがポイントです。
私が最初に米国株投資をしたのはアマゾン・ドット・コム(AMZN)でしたが、それは自分自身がアマゾンのユーザーで、将来的に有望だと感じたことがきっかけでした。
このように自分が日ごろ使っている商品やサービスを提供している会社に投資するのもおすすめです。
私も保有していますが、ナイキ(NKE)やビザ(V)は、自分自身がユーザーだからこそ買った銘柄なのです。
いずれにしても、株式投資は「早く」「少額」から始めてみることが大事です。