米連邦公開市場委員会(FOMC)が27日発表した政策判断に関する声明は次の通り。米連邦準備制度理事会(FRB)は、この厳しい時期にあらゆる手段を活用して米国経済を支援し、雇用の最大化と物価安定という目標の促進に尽力する。ここ数カ月で経済活動と雇用の回復ペースは鈍化し、弱さはパンデミック(世界的大流行)に最も大きな打撃を受けているセクターに集中している。需要の鈍化や先ごろの原油価格の下落は消費者物価の上昇を抑制してきた。経済および米国の家計・企業への信用の流れを支援する政策措置などを反映し、全体的な金融情勢は依然として緩和的だ。経済の道筋はワクチン接種の進展など、ウイルスを巡る状況に大きく左右されるだろう。現在進行中の公衆衛生の危機は引き続き経済活動、雇用、インフレ率に重くのしかかり、経済見通しに著しいリスクを呈している。