米電気自動車(EV)メーカーのテスラは27日、通期決算で初の黒字化を達成したと発表した。新型コロナウイルス禍の中でも納車台数が過去最多となったほか、EV需要の盛り上がりが追い風となった。  同社によると、向こう数年は生産台数が平均で約50%増加し、2021年はこれを超える水準になる見通し。2020年の納車台数は約50万台。世界の自動車販売台数が推定14%の落ち込み(LMCオートモーディブ調べ)となる中、テスラは19年比でおよそ3割の伸びを記録した。  イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は昨年、21年に84万~100万台の納車を目指すとの考えを示唆した。