調査会社IDCによると、米アップルは2020年10-12月期のスマートフォン出荷台数で世界首位に返り咲いた。「iPhone(アイフォーン)」最新機種の販売が好調だったことが寄与した。一方、中国の華為技術(ファーウェイ)は米政府による規制の影響で出荷が激減した。10-12月に、アップルのスマホ出荷台数は9010万台へと22%増加。IDCによれば、業界の四半期記録を塗り替えた。アップルは「iPhone(アイフォーン)12」シリーズのヒットで波に乗り、市場シェア23%を掌握した。IDCによれば、ファーウエイのスマホ出荷台数は10-12月が42%減で、7-9月の22%減より減少ペースが加速した。4-6月にはスマホ世界一だったファーウェイは、米国製半導体・ソフトウエアの供給規制によって苦戦を強いられ、5位に転落した。