共有オフィス賃貸の米ウィーワークが特別買収目的会社(SPAC)との合併を協議中だ。複数の関係者が明らかにした。従来型の新規株式公開(IPO)の中止を余儀なくされたウィーワークは、1年余りを経て公開市場に挑む方向に進みそうだ。関係者の話では、数週間前からウィーワークの取締役会とサンディープ・マサラニ最高経営責任者(CEO)がボウ・キャピタル・マネジメントなど2社以上のSPACによる提案を検討している。その他のSPACの社名は明らかになっていない。何らかの合意が成立した場合、ウィーワークには約100億ドル(約1兆円)の評価がつく可能性もあるという。この数字に負債が含まれているかは不明だ。ウィーワークは別途、新たな投資ラウンドの提案も受けており、合併でなくそちらのルートを選択する可能性もある。その場合、ウィーワークは非公開会社にとどまり、調達した資金を事業成長に充てる見通しだ。
ウィーワーク、SPACと合併か資金調達を協議中
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