RX-8以来、久しぶりに採用された観音開き式フリースタイルドアは、単に話題性を高めるためのアイテムではない。MX-30独自のデザインコンセプトを成立させるために必須の、重要な機能ポイントという。

マツダMX-30観音開き式フリースタイルドアRX-8以来の観音開き式フリースタイルドア クーペながら高い実用性を実現

 ハッチバックボディで後席への乗降性を考えると、リアのピラーは立ちぎみにするのが通例。ところがMX-30は、フリースタイルドアにより、この点をブレークスルー。クーペイメージの強く寝たリアピラーの採用を可能にした。後席への乗降を前方向からと限定したからこそ、従来のハッチバックでは不可能だったデザインバランスが表現できた。

 全長×全幅×全高4395×1795×1550mmのボディサイズと、2655mmのホイールベースは、全高が10mm高い以外はCX-30と同様。プラットフォームなどもCX-30がベースになっている。通常であれば、社内競合を起こしそうなライバルは、デビューさせない。だが、そのリスクを承知のうえでCX-30のほぼ1年後というタイミングで発売したのは、双方のキャラクターが大きく異なるからという。合理的なパッケージングを選択するユーザーはCX-30、強い趣味性と個性を大切にする層はMX-30と、棲み分けができるというのが、メーカーの読みだ。

マツダMX-30リアビューMXー30は“優しい乗り味”が個性 しなやかな足回りと高い静粛性が魅力 安全装備はマツダ車最新
マツダMX-30インパネインパネはシンプル造形 中央に8.8インチワイドディスプレイ装備 コンソール回りは個性的なフローティング形状 各部マテリアルは環境に優しい素材を厳選
マツダMX-30前席写真はインダストリアルクラシックパッケージ(11万円) シートはブラウン合皮とブラックファブリックのコンビ 室内長1835mm
マツダMX-30リアシート
マツダMX-30荷室荷室容量は後席使用時400Lの実用的な広さ 後席は6対4分割 リアゲートは手動開閉式