明智光秀
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いよいよ本日最終回を迎える大河ドラマ「麒麟がくる」。最終回の放映直前に「麒麟がくる」制作統括の落合将氏を取材し、コロナ禍による撮影中断や年末をまたいでの放映、これまでを振り返っての印象的な回、そして最終回の見どころなどを語ってもらった。これを読んでから本日の「本能寺の変」へと突入すれば、より楽しめるはずだ。(ダイヤモンド編集部編集委員 長谷川幸光)

「麒麟がくる」制作統括が
クランクアップまでを振り返る

――本日、ついに「麒麟がくる」は最終回を迎えます。企画開始からクランクアップまでを振り返り、今回の大河ドラマへの思いをお聞かせください。

落合将(おちあい・まさる)/大河ドラマ「麒麟がくる」制作統括。1968年神奈川県生まれ。92年NHK入局。主なプロデュース作品は連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」「とと姉ちゃん」、大河ドラマ「平清盛」など多数。 Photo by Masato Kato

 脚本を担当していただいた池端俊策さんは、NHKで古代から昭和に至るまでこれまで数多くの歴史ドラマを描いていらっしゃいますが、唯一「戦国(室町末期)時代」はやっていませんでした。

 過去に真田広之さん主演の『太平記』(1991年)の脚本を担当してくださったことがありますが、太平記は、足利尊氏を主人公とした室町幕府が始まるまでの話。今回はその室町幕府が終わる「戦国のビギニング」を、ある意味、ご本人の集大成として描いていただきました。うれしいことに、「池端作品」の常連の俳優さんたちも集まってくださり、池端さんとしても思う存分やっていただけたかなと思っています。

 新型コロナウイルスの感染拡大によって撮影中断もありましたし、再開後も、撮影から放送までスケジュールが本当にタイトでした。最終回まで到達できたことは本当に感慨深いです。

――コロナ禍により、年をまたぐ異例の放映となりました。このことは早い時期に決まっていたのでしょうか。また、そこで得たメリットとデメリットがあれば、教えてください。

 前代未聞の出来事ですので、事前にというよりもその都度、判断がなされていきました。唯一のメリットとしては、撮影を中断した時期があったことで主演の長谷川博己さんをはじめ、出演者やスタッフに少しだけ休息が生まれたことです。後半戦(の収録)に向けて力を蓄えることができました。