コロナ禍での巣ごもり生活が長く続く中、運動不足や急激な運動などが原因による足の痛みや不調を訴える人が増えている。こうした「コロナ禍で増える足のトラブル」の実情と対策について、足の治療を専門としている「足のクリニック 表参道」の桑原靖院長に解説してもらった。(談/足のクリニック 表参道院長 桑原 靖、聞き手・構成/ダイヤモンド編集部 山本猛嗣)
コロナ禍で増える
「テレワーク足」の原因
私は「足専門のクリニック」を開業しています(※筆者注:ここでの「足」とは、主に英語で言う「フット(Foot)」で、足首より下のことを指しています)。
そこで、最近、気になるのは、明らかにコロナ禍によるテレワークや在宅勤務などに伴う「巣ごもり」が原因で「足の痛み」を訴える患者さんが増えていることです。
私は勝手ながら「テレワーク足」と呼んでいますが、ざっと見て初診の1割ほどは「テレワーク足」のようです。
その「テレワークの足」の原因には、共通項が見られます。