繰り返しますが、20年度の採用活動は、コロナ禍でかなり例年とは異なる様相でした。企業の採用活動は遅れ気味でスタートしました。

 あくまでも弊社の採用活動の事例ですが、オンライン説明会によるエントリー(予約)数と参加数の推移を見ますと、下記のようになります。弊社の場合、オンライン説明会の導入で予約と参加の数は前年よりも増えました。

・3月:予約数2割減/参加数3割減
・4月:予約数1.7倍/参加数1.6倍
・5月:予約数3.4倍/参加数3.6倍
・6月:予約数19.8倍/参加数17.8倍
・7月:予約数7.6倍/参加数11.3倍
・8月:予約数34.6倍/参加数44倍

 傾向を見ますと、3~5月は控え気味であり、6月から本格的に動き出したという感じです。例年では就職活動がほとんど終了してしまう8月にはピークを迎えています。

 こうした状況は、ほかの企業もほぼ似たような感じです。6月以降にオンライン説明会やオンライン面接を本格的に導入する企業が増えたため、6月以降に活発化しているのです。

 さらに、例年と違うのは、弊社の場合でもそうですが、年を越して1~2月に入っても、21年度入社のための応募のエントリーが続く会社も少なくありません。弊社でも、未だに月に数十人のエントリーがあります。

 むろん、企業の採用活動そのものが遅れたということもありますが、学生側も現状の就職活動に対してある程度の不満や不安を感じており、「最後の最後まであきらめきれない」ということの証左でもあると思います。

オンライン面接で
採用した学生は問題ないか

 一方、企業側はオンライン面接で採用する新卒の学生について、どのような評価をしているのでしょうか。

 こればかりは、どの企業にもまだ採用した学生が入社して働いていないので、なんともいえません。

 ただし、私の場合、「実際に会ってみたら、オンラインとは印象が違うな」と感じた学生が何人かいました。