米IBMは、IBMワトソン・ヘルス事業の売却を検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。同社の新たな最高経営責任者(CEO)は事業の合理化を進めクラウドコンピューティングでの競争力を高めようとしている。  関係者によると、同社はIBMワトソン・ヘルスについて、プライベートエクイティ(PE)投資会社や同業他社、あるいはブランクチェックカンパニー(白地小切手会社、特別買収目的会社=SPAC)への売却などを検討している。  IBMワトソン・ヘルスは、人工知能(AI)を活用して病院や保険会社、製薬会社のデータ管理を支援している。