米電気自動車(EV)メーカーのテスラは株価が急騰したことで、時価総額で最大級の米企業となった。だがいくつか重要な面で、テスラは同規模の他大企業と非常に異なっている。  テスラ株はここ1年で300%余り値上がりし、時価総額は一時8000億ドル(約84兆円)を超えた。18日時点の時価総額は、テスラに次ぐ自動車大手7社を合わせた総額より大きく、株式市場の巨人――アップル、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、グーグルの親会社アルファベット、フェイスブック――と拮抗(きっこう)する規模だ。