――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米長期金利の上昇は結局のところ、ほとんどの株式には大した問題とならないかもしれない。ただ、アマゾン・ドット・コムやアップル、テスラ、マイクロソフトなど、ここ1年の勝ち組の一角では、早くも金利上昇がもたらしている消化不良が長引く可能性がある。  理由の一端は、バリュエーションが極めて高いために、こうした企業が金利上昇に影響を被りやすくなっていることにある。同時に、新型コロナウイルス感染流行の打撃が広がる中でさえ、各銘柄が相当な上げ調子だったことも背景にある。