大舞台に抜擢されて大活躍をする人、次々に夢をかなえていく人がいる。次々にチャンスをつかむ幸運な人は、何が違うのだろうか? そんな疑問に答えているのが『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著)だ。「人生を良くするチャンスが欲しい。でも、どうすればいいのかわからない」……。そんな「停滞」を抜け出すヒントを、行動心理学や偉人の実話をベースに紹介している。本記事では、誰でも幸運をつかむことができる考え方について取り上げる。(構成/小川晶子)
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世界的企業の良いポジションに大抜擢された友人。普通の人と何が違うのか?
狭き門を突破して人気企業に就職し、次々に良いポジションに抜擢された友人がいる。
いまは世界的な企業の特別なポジションについており、一般的に言って超勝ち組というやつである。本人もとても幸せそうだ。
昔からの友人なので、失礼な質問かもしれないが「周りに優秀な人がたくさんいるのに、なぜあなたが?」と聞くと「運がいいんだろうね」と言う。
それでは納得できない。しつこく話を聞くとナルホドと思うことがあった。
大企業の社長に「率直にどう思う?」と聞かれて、答えたこととは?
仕事の中で知り合った、企業の社長に「会社に遊びにおいで」と言われたのがきっかけだ。
大企業の社長室に行く、というのは普通は緊張しそうなところだ。
彼はあまり気にせずにフラっと遊びに行ったが、なんと役員がずらっと並んでいたそうだ。
そして、新しい事業の説明をされた。そして「率直に、どう思う?」と意見を聞かれたのである。
私だったら、「素晴らしいと思います、さすが○○会社さんです……」と言うのが精いっぱいだろう。ただでさえ緊張しているのに、だまし討ちのように意見を聞かれて逃げ出したい気持ちになりそうである。
しかし、彼は「率直に言って、これはいいがあれがよくない。こうしたほうがいい」などとペラペラ喋ったらしい。
この話を聞いて私は本当に驚いた。よくもまぁ、そんなことが言えるねと。
その結果、彼はその企業に引き抜かれた。彼にぴったりのポジションが用意されたのだ。
おかげで今の彼は最高の環境で仕事ができるようになっている。
幸運な人の行動:「自分ならこうする」を常に考えている
友人は、なぜそんなことができたのか?
その会社の新事業についてはすでにリサーチ済みで、「自分ならこうする」とさんざん考えていたからだ。
この件だけに限らない。彼はいつも「自分ならこうする」と考えてきたのだろう。
だからチャンスをつかみやすい。「運がいい」のである。
幸運=準備×チャンス
ベストセラー『人生アップデート大全』は、停滞した自分を変える66の習慣を紹介しているが、そのうちの一つが「チャンスをつかむために『準備』をしておく」だ。
重要な方程式はこれ。「幸運=準備×チャンス」だ。
多くの人はチャンスだけに焦点を当て、「チャンスが来ないかなぁ」と思うけれど、チャンスはあらかじめ準備できている人にしか訪れないのだという。
友人の例でいえば、大企業の社長に意見を求められたことが「チャンス」となったのは、彼が準備していたからだ。
本人はまさか意見を聞かれるとは思っていなかったのだが、常に「自分ならこうする」と考えていたことが準備となり、チャンスを引き寄せた。
「チャンスの前髪」をつかむ人の共通点
リーダーシップや行動心理学の研究者で著者の池田貴将氏はこう言っている。
しかし、実際は「その舞台で成功をつかみ取るための準備ができている人」が幸運に見えるだけ。
チャンスはいつでもある。そこにエントリーする準備をしている人がとても少ないだけなのです。
――『人生アップデート大全』より
人生をアップデートするチャンスをつかむには、「いいチャンスが巡って来ないかなぁ」ではなく、準備をすることだ。
私の友人のように、「自分ならこうする」と言語化しておくのは良い準備の一つではないだろうか。
そして、気負わず、気楽にチャレンジし続ける。すると、気づいたらチャンスをつかんでいて「自分は運がいいなぁ」と思うに違いない。
(本稿は『人生アップデート大全』に関する特別投稿です)











