ジョー・バイデン米大統領がジェローム・パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長を再任すれば、民主党内左派から非難されるかもしれない。パウエル氏は来年2月末で任期を迎える。2012年にFRB理事に就任した後、2017年にドナルド・トランプ前大統領から議長に指名された。左派系組織「大衆民主主義のためのセンター」が行っている経済機会の平等を求める運動「フェド・アップ(Fed Up)」は、最新の報告書で、パウエル氏を交代させるべき根拠が十分にあると指摘した。報告書では、パウエル氏がとりわけ人種マイノリティー(少数派)など「労働者のための経済的な正義」を十分に促進できなかったと主張。パウエル氏の実績には敬服すべき点も多いが、左派から再任の支持を得るには至らないとしている。
パウエル議長の「再任認めず」 左派から交代の声
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