メガバンク行員
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ドラマ「知ってるワイフ」(フジテレビ系列)では、主役であるメガバンク勤務と思しき夫の妻が、ファミリーレストランでパートで働いている。銀行員は実際、妻がパートに出るほど安月給なのか?その設定に現実味があるのあるのかどうか、データで検証した。(名古屋商科大学ビジネススクール教授 原田 泰)

メガバンク勤務で安月給の設定
妻に「パートするな」の9年前との差

『知ってるワイフ』という韓国ドラマをリメイクしたテレビドラマ(タイトルは同じ)が2021年1月からフジテレビ系列で放映されている。主人公は、一応、メガバンクの行員(あおい銀行世田谷支店勤務)のようである。夫が出世できず、給料が安いので、女優の広瀬アリスさんが演じる妻が、子ども2人を保育園に預けてファミレスで働いてやっと生活できている。

 忙しい妻がイライラして狂暴で夫に当たり(この部分はコメディータッチ)、疲れた夫が銀行でミスしてさらに出世が遅れ悪循環になる、ということになっている。

 銀行員だが給料が安いという設定に驚いた。昔のテレビドラマ『遅咲きのヒマワリ』(フジテレビ系列、2012年放映)では、地銀に勤めている夫が、国仲涼子さんが演じる妻に、「銀行員の女房はパートで働かないで家に居ろ」と言っていた。十分に生活費を渡している、という前提だ。

 昨年7月からTBS系列で放映された『半沢直樹』は、JAL破綻のころの話だから、2010年ごろのことだと考えられる。上戸彩さんが演じた妻の仕事はフラワーアレンジメントで、髪振り乱して働いているイメージではない。