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――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」

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 米長期金利の上昇は結局のところ、ほとんどの株式には大した問題とならないかもしれない。ただ、アマゾン・ドット・コムやアップル、テスラ、マイクロソフトなど、ここ1年の勝ち組の一角では、早くも金利上昇がもたらしている消化不良が長引く可能性がある。

 理由の一端は、バリュエーションが極めて高いために、こうした企業が金利上昇に影響を被りやすくなっていることにある。同時に、新型コロナウイルス感染流行の打撃が広がる中でさえ、各銘柄が相当な上げ調子だったことも背景にある。

 新型コロナの日々の新規感染者数は急速に減少し、数百万回分のワクチンが毎週接種され、政府の追加支援措置が目前のように見える中、向こう数カ月で経済が平常に戻る可能性が一段と高まっているようだ。そうした回復見通しを受け、債券投資家にとって長期米国債の安全性という魅力は薄れ、利回りは上昇している。10年債利回りは足元で1.39%近辺と、わずか3カ月前の0.88%を上回り、1年ぶりの高水準にある。