米動画配信サービス大手ネットフリックスは今年、韓国の映画・テレビシリーズ作品に5億ドル(約530億円)を投じる。同社がアジア屈指の文化大国である韓国に頼る背景には、視聴者獲得を巡る競争が激しさを増すとともに、その舞台が米国のコンテンツ以外にも広がっていることがある。  近年行った外国への投資額としては最大級となる。韓国のエンターテインメント業界は、英語作品以外で初めて米アカデミー賞作品賞を受賞した「パラサイト 半地下の家族」をきっかけに高い評価を得ており、ネットフリックスは今回の投資で、韓国コンテンツへの関与をさらに深める方針だ。