総務省は始まって以来の大スキャンダル 
総務省始まって以来の大スキャンダル Photo:PIXTA

菅首相の長男がらみの総務省旧郵政幹部不祥事は、テレビのワイドショーなどを見ていると、単なる「国家公務員の倫理の低下や倫理観の緩みの問題」として扱い、批判する傾向が強いようである。ではなぜ、官僚らが明らかに倫理法や倫理規程に反する行為をしたのかと考えると、そこに現在の政官関係の大きな問題点が見えてくる。(室伏政策研究室代表、政策コンサルタント 室伏謙一)

総務省は
前代未聞の大スキャンダル

 週刊文春によって報じられた、「東北新社による」というよりもっと直接的に「菅首相長男の正剛氏による総務省幹部接待疑惑」はその後、問題、事件に発展した。接待を受けていた幹部も当初の4人から幹部職員ではない者も含めて12人と発覚し、うち11人が国家公務員倫理法違反で減給や戒告等の処分を受けるに至った。

 加えて、元総務審議官(事務次官級)で現在は内閣広報官の山田真貴子氏も総務審議官在任中に高額接待を受けていたことが明らかとなり、こちらは給与の一部の自主返納、衆院予算委員会に参考人として出席する予定であった3月1日、突如入院を理由に内閣広報官の職を辞するに至った。

 総務省は始まって以来の大スキャンダル、疑獄と言っても過言ではない大事件となった。そして、綱紀粛正や国家公務員倫理の徹底が叫ばれるようになっている。