ビジネスアスリートを支えるのは
 食・運動・睡眠の黄金バランス

「実は、飲食は引きずりこまれて入った世界で、昔から食への興味関心があったわけではないんですね。むしろ30才くらいまで、食べることが苦手だったんですよ」

 それが、大手家電メーカーを辞めて自身で飲食店を経営するようになって以来、飲食への興味関心が右肩上がりに上昇。「40代になったら昔ほど食べられなくなった」「お酒が飲めなくなった」というのはよく聞く話ですが、中村さんの場合は、年を重ねるごとに食べて飲めるように。

 どんどん食が好きになっていくし、仕事柄、会食も多い。コロナ禍の今でこそ会食の機会はないものの、今も家での晩酌を欠かさず、毎日ビール1缶(350ml)にワインを1/2本のペースで飲んでいるといいます。それでもスラリとした体を維持できている秘訣は、食・運動・睡眠のバランスの良さにありました。

夕食、ランチの「時間」が
コンディションを左右する

 まず、中村さんの食生活のポイントは「時間」です。なんと、家族との夕食は基本18時スタート。以前のように会食があるときでも18時、もしも先方が可能であれば17時スタートもあるというアーリースタートで、20時か遅くとも21時には帰っていたと話します。朝5時に起きて、6時にこどもを最寄り駅まで送って、その後ランニングをする…その大事な予定から逆算するとこの夕食の時間に落ち着く…というのもありますが「明るいうちから飲むのは楽しいしね!」と笑います。

 この時間帯に飲食ができるだけでも、メタボ予防には効果的。普段は夕食の時間が遅くなりがちなビジネスパーソンも、在宅勤務の日には調整できると良いですね。

 また、ランチも「仕事次第」ではなく「11時半から13時の間に必ず取る」と時間を決めています。20分から30分ほどの時間になることが多いですが、朝食を食べる習慣がない分、ランチまで食べないとイライラしやすくなるのを自覚しているので、昼食時間は短くても確保できるように社員にもお願いしているといいます。インタビューに同席した広報の方が笑って聞いている様子からも、良いコンディションを維持するために普段から情報をオープンにしているのが伝わってきました。