コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、2021年1〜2月度のカフェ・レストラン編だ。
ドトール、サンマルクの2月度売上高が3割弱の減少
コメダ珈琲だけが1割弱の軽症
カフェ・レストランの主要3社が発表した2021年1〜2月度の月次業績データは、以下の結果となった。
○ドトール(ドトール・日レスホールディングス〈HD〉)の既存店売上高
1月度:前年同月比68.4%(31.6%減)
2月度:同73.5%(26.5%減)
○サンマルク(サンマルクHD)の既存店売上高
1月度:前年同月比64.2%(35.8%減)
2月度:同72.2%(27.8%減)
○コメダ珈琲(コメダHD)のFC向け卸売売上(既存店)
1月度:前年同月比89.2%(10.8%減)
2月度:同93.8%(6.2%減)
2月度の実績で、ドトールやサンマルクが前年同期比70%台を記録する中、コメダ珈琲だけが90%台で踏みとどまっている。なぜ、コメダ珈琲はコロナ禍でも人気なのだろうか?