――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米ヘリテージ財団が発表する経済自由度指数で、(2019年まで)四半世紀にわたりトップを守ってきた香港が対象から外された。理由は中国本土からの自治権の低下だが、同財団が4日にこれを決定する以前から、香港の政治経済には経済自由度を測る指標が常に見落としている要素があった。  ヘリテージ財団による政府規模の評価には、税負担、政府支出、財政健全性という3つの要素がある。これらを見てみると、1つの疑問が生じる。