◇「時間の財布」を持つ

 時間がない人は「1日のうち、自分が何にどのくらい時間を使っているのか」を正確に把握できていない。時間は目に見えないからだ。

 お金を貯めたいと思ったら、まず「収支の把握」をするだろう。それと同じように、時間を作りたいなら、「時間の把握」をしよう。そのためには「時間の財布」という考えを持つことだ。

 私たちの「時間の財布」には、毎日、24時間という時間が入っている。自分はこの24時間を何に使っているのか。これを把握できない限り、時間を作れるようにはならない。「時間の財布」から出ていった「時間の使い先」を確かめて、「時間の見える化」をする必要がある。

 著者はこれまで、メールの返信を早くする方法や食材の冷凍保存など、さまざまな時短テクニックを試してきたが、継続して時間を作ることはできなかった。それは、メールの返信や夕食作りにかかる時間を把握できていなかったからだ。

「時間の財布」の残金と使途がわからなければ、節約術だけ取り入れてもうまくいかない。まずは全体を「見える化」した「時間の財布」を持ち、「時間の使い方」を仕分けしていくことから始めよう。

◆時間の「見える化」
◇時間は3つに分けられる

 私たちの24時間は、次の3つで成り立っている。まずは自分が使っている時間を3つに分解し、明確に数字で把握しよう。

(1)生活時間(睡眠、食事、入浴、排泄など、生きていく上で不可欠な時間)
(2)ルーチン時間(仕事、家事、送迎など、社会的に拘束される時間)
(3)自分時間(自由選択時間、余暇)

 普段の生活で「時間がない!」と感じるのは、「自分時間」が少ないときではないだろうか。そのため、「毎日忙しく時間を使い切っているのに、満足感がない」となる。まずは3つの時間を見える化してみよう。

◇「時間の見える化」をする3つの方法

 ここでは、「時間の見える化」をするテクニックを3つ紹介する。