1つ目は、24時間タイムログをつけることだ。紙を用意して、寝ている時間を塗りつぶす。残った十数時間が「使える時間」だ。次に、減らすことのできない生活時間を塗りつぶす。そしてルーチン時間に線を引き、最後に自分時間に線を引く。そして、これを分類別に色付けする。

 2つ目は、ふせんで細分化することだ。3日間のタイムログを大まかにつけたら、何に時間を使っているのか、ふせんに書いて貼っていく。まずは、ルーチン時間からやってみよう。仕事の時間であれば、何の仕事に何時間使ったかを書いていく。メール返信に30分、ミーティングに90分……といった具合だ。

 こうして見える化していくと、いろいろなことに気づくだろう。「この30分は何してたんだろう?」というような「使途不明時間」が浮かび上がってくることもある。

 メール返信を30分程度で済ませているつもりが、実際にはそれ以上かかっている「見積もりオーバー時間」もあるかもしれない。この場合は、ストップウォッチで「メールを書いている時間」「メールの内容を理解している時間」「返信の文章を書いている時間」など、細かく分けて把握しよう。

 3つ目は、使った時間に成績をつけることだ。使った時間に対する満足度を○△×で記入する。通勤時間に30分かかっていたとして、ストレス解消のためにスマホゲームをしているなら○、特に楽しくもないのにスマホゲームをしている人は×かもしれない。○△×は、本人にしかわからない。

◇衝動的になっていないかを考える

 時間を見える化すると、「自分の行動」が見えてくる。時間の使い方には、その人の行動、そして生き方が表れる。

 私たちが持っている時間は有限だ。1日24時間、1週間は168時間と決まっていて、貯めておくことも誰かに譲ることもできない。私たちの人生は、今この瞬間が重なって作られていく。

 時間の見える化により、「やりたいことを満足にする時間がない」ことも見えてしまい、逆に辛くなる人もいるだろう。そんなときは、やりたいことを「行動と衝動」に分けてみよう。

 やりたい!面白そう!と衝動的に予定を入れていくと、「衝動時間」が増え、「時間の財布」から時間が出ていき、本当にやりたいことに使う時間がなくなってしまう。やりたいことができたら、「これは本当に自分が今やるべきことなのか?」と考えるようにしよう。