日本銀行
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黒田総裁と“温度差”
副総裁講演の狙いを読み解く

 今週の政策決定会合での「金融緩和の点検」の公表を前に、日本銀行の黒田東彦総裁と雨宮正佳副総裁が国会や講演で相次いで 点検について発言した。

 長期金利の変動について黒田総裁発言の真逆のような副総裁の講演を受けて、政策点検で何が出てくるのか読めなくなったとの声もある。

 だが講演の中では政策点検の内容を探るヒントがいくつか示されている。

 金利調節や資産購入における自由度を拡大したいというのが日銀の本音だが、今回はポストコロナを見据えて、デフレ懸念の高まりに先手を打つということを重視しているようだ。

 具体的な政策見直しでは、長期金利の変動幅の位置づけの明確化やETFの機動的購入に加えて、政策金利と長短金利のフォワードガイダンスを強化してデフレと戦う姿勢をアピールすると考えられる。