コロナ対策に巨額予算、「財政ファイナンス」との境目は曖昧になるばかり
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日米で“巨額コロナ予算”
長期金利上昇は何を示すシグナルか

 新型コロナウイルス対策など巨額の財政支出を盛り込んだ予算法案が11日、米国で成立、日本でも近く成立の見通しだ。

 コロナ不況の下、主要国のマクロ政策の主役は財政に移り、金融政策は緩和策から国債の利払い負担を減らし財政出動のコストを下げる「財政支援」が主な役割へと変質しつつある。

 このところの長期金利の上昇は対策による実体経済の回復が本格化するのを見込んだものか、巨額の国債発行に対する危機のシグナルなのか、見方は分かれるが、中央銀行がひたすら政府の国債発行を支える泥沼に入り込むことはないのか。

 日本は主要国で最も危うい状況だが、「財政支援」と禁じ手の「財政ファイナンス」との境目は曖昧になるばかりだ。