ワシントンを支配する民主党は、あらゆる進歩派の夢と同様、銃規制についても夢の実現を目指すだろう。下院は先週、新たに2件の銃規制法案を可決した。そして民主党上院トップのシューマー院内総務は、上院でもこれら法案を採決すると約束した。こうした銃規制が、犯罪の増加に伴う銃購入の加速という形で逆効果をもたらさないことを彼らは願わざるを得ないだろう。1つ目の法案は、個人間の銃の売買でも購入者の身元を調べるバックグラウンドチェックを行うというもので、227票対203票で可決された。共和党からの賛成票は8票だけだった。2つ目の法案は、バックグランドチェック期間を現在の3日間から10日間に延ばすもので、219票対210票で可決された。共和党からの賛成票はたった2票だった。これら法案は、銃の購入・保有を現在より難しくすることを目指したものだ。
【社説】銃規制強化は銃販売増の逆効果
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