幼いときから
ずっとリビングで勉強
当時3歳だった三男にも同じ学習机を買おうかと迷ったのですが、まだ体の小さな三男が、机や椅子から落ちて怪我をしたら大変だと思って買いませんでした。
ところが、学習机を買って2ヵ月くらい経ったころ、三男が突然泣き出したのです。
兄たちがうらやましかったのに、ずっとガマンしていた思いが一気にあふれ出たのですね。
「こんな幼い子でも自分の気持ちをぐっと抑えてガマンしていたのか」と驚きました。
そこで三男に「大きくなったら、同じものを買ってあげるよ。いまは大きい机だと危ないから、小さな机を買ってあげるね」といって聞かせると、納得して泣きやみました。
三男には、1万円くらいのきれいな色の小さな机を買ってあげました。
すると、すぐにミニカーを持ってきて、兄たちと同じように引き出しに入れ、とてもはしゃいでいました。
やはり自分専用の机で、兄たちと同じことをやってみたかったのですね。
その後、三男と長女にも小学校入学前、同じ浜本工芸の学習机を買いました。
きょうだい4人分の机代を合わせるとかなり高額になりますが、長男と次男に買ってから20年以上経ついまもグラつくことなく、手触りもいい高級家具なので、買ってよかったと思っています。
わが家には子ども部屋がなく、幼いときからずっとリビングで勉強していました。
学習机もリビング横のキッチンから目の届く場所に置きました。
子どもたちは自分の机で勉強したり、リビングに置いてある大きなコタツに集まって、みんなで一緒に勉強していました。
大学受験の直前には、別の部屋にこもって過去問やリスニングを集中的にこなしていたこともありましたが、長女は兄3人が大学進学で上京した後も、最後までリビングで勉強していました。