【本書の著者・佐藤亮子さんからあなたへ】

親のお金と時間の使いかたで
子どもの未来が決まる!

「お金のムダ」を恐れると子どもの学力は育たない

「お金」とは、とても不思議なものです。
お金をたくさん持っているとか、持っていないとかいいますが、それは一体どのくらいの金額が基準なのでしょうか? 「◯◯円」以上持っているとお金持ちで、「△△円」以下はそうでない、などと明確には線引きできませんよね? そう単純に価値判断できないところに、「お金」というものの難しさがあります。

お金には、お金に対する「人の考え方」が紐づきます。また、お金に対する考え方は、「お金の使い方」に如実に現れます。しかも、その人の「育ち」「教養」「品性」「人間性」といったことさえ垣間見えるのです。お金についての考え方や使い方は、「人そのもの」といえるかもしれません。

子育てにかかるお金の考え方や使い方も同じです。とくに「教育費」を「いつ」「どのように」「どれくらい」使うかは、親の考え方が大きく影響します。しかも教育費は、親の収入にかなり関係してきますから、なかなか難しいところです。お金は天から降ってはきませんから、行きあたりばったりの「出たとこ勝負」で教育費を捻出しようとすると、家計が破綻することにもなりかねません。

大学入学までの教育費は、「0歳~3歳」「4歳~6歳」「小1~小3」「小4~小6」「中1~中3」「高1~高3」と6段階で考えるとわかりやすいです。

限りあるお金を「いつ」(どの段階で)「どのように」「どれくらい」使うかを戦略的に考えなければいけません。いまは「受験」抜きの子育ては考えられない時代です。その受験の選択肢は、「幼稚園受験」「小学校受験」「中学受験」「高校受験」「大学受験」と5つあります。どの受験を選ぶかによっても「いつ」(どの段階で)「どのように」「どれくらい」の教育費を使うかは違います。

どの受験を選ぶかは、基本的に親が決めることになりますが、住んでいる地域の学校によって選び方は違ってきます。奈良に住むわが家の場合、3男1女の子ども4人全員に「中学受験」と「大学受験」を選びました。周りの雰囲気にのまれて、「うちも中学受験しようかな」などと思いつきで始めても遅いということになります。

受験は、「出遅れて間に合わなかった」というのがいちばん怖いのです。中学受験をするとなると、いまは小3から塾通いを始めて準備するケースが多くなっています。

塾によっては小1からクラスが満員になってしまい、自宅近くの教室に入れたくてもできないというケースすら出てきています。出遅れないようにするには、教育費を「いつ」(どの段階で)「どのように」「どれくらい」使うかを親が戦略的に考えておく必要があるのです。私は子どもたちの大学受験をひと区切りと考えて、生まれてから18 年間、勉強を全力でサポートすると決めていました。

子どもたちと一緒に過ごせる限られた18年間には、教育費を惜しまずかけたいと考え、親の生活は二の次で、お金も時間も子どもを最優先することにしたのです。

いま、息子たちは社会人となり、長女は大学で学んでいますが、「ママは、教育費は惜しまなかったよね」と感謝してくれているようです。私は子どもが生まれてから大学受験するまでの18年間、絵本の購入、習い事、中学受験塾・大学受験塾の費用、中高一貫校の授業料、参考書・問題集の購入などの教育費には、できる限りのお金を使ってきました。私に教育を任せて見守ってくれていた主人には、「自己破産だけはしないでよ」なんていわれていたくらいです。

このたび上梓した『東大に入るお金と時間の使い方』では、私自身が限りあるお金を「いつ」(どの段階で)「どのように」「どれくらい」使ってきたのかを、反省も含めてお伝えしています。

私が子育てをしていたころから年月を経ましたので、いま子育てをされている方々へ、新しい情報や考え方を紹介しながらお話しています。みなさんが自信を持って子育てするヒントを見つけてくだされば、著者としてこの上ない幸せです。

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<本書の目次>