「特に影響はなかった」が42%で最多。「良い影響を与えた」は34%、「悪い影響を与えた」は23%だった。

 悪い影響が少ない結果となったが、「受験勉強をどのように乗り切ったか」(記述回答)を見ると理由がうかがえる。「自由にできる時間が増え、むしろコロナの混乱はプラスに影響した」(宇都宮、文一)など、休校期間を活用して勉強したという回答が多かった。

 コロナ禍を乗り切るための工夫も垣間見られた。「友達とZoomなどを使いオンラインで一緒に勉強をした」(札幌南、文二)、「スタディプラスなどの勉強時間記録アプリを用いてモチベーションを保った」(県立浦和、文二)などオンライン会議システムやSNS、アプリを使って勉強した人が多数いた。

 そのほか、「授業が減った分、自分で考えて勉強計画を立て、勉強法で迷走しなかった」(海城、文一)、「息抜きの時間を大切にし、一日の勉強の計画を立て着実にこなした」(神戸女学院、文二)といった計画的な勉強を心がけたという回答も多く見られた。

 合格したのはどんな人か。社会人になってから「自家用車」「持ち家」「高級時計」「高い地位」「高収入」「飲みニケーション」が、それぞれ「必要」か「必要ではない」か、もしくは「どちらでもない」かを尋ねた。

「必要ではない」が最も多かったのは「高級時計」で73%だった。今はスマートフォンで時間を見る人が多くなっていることも背景にありそうだ。

「飲みニケーション」も44%が「必要ではない」と回答。「必要」は26%にとどまった。回答者の多くは飲酒できる年齢ではないが、飲みニケーションの必要性を感じていない人が多い。将来的には飲みニケーション文化が廃れるかもしれない。

「高収入」については「必要」が58%に上ったが、「高い地位」については回答が各30%台と割れた。社会的地位にかかわらず高収入を得ようと考える人が多そうだ。

「持ち家」と「自家用車」では「必要」が多く、それぞれ50%、39%だった。だが、マイホームとマイカーが人生の目標だった世代から見れば、低い数字と言えるだろう。