イーロン・マスク氏やティム・クック氏を押しのけて、米高額報酬経営者リストに新たな名前が登場した。給与計算・人材管理ソフトウエアを手掛けるペイコム・ソフトウエアの創業者であり最高経営責任者(CEO)のチャド・リチソン氏だ。オクラホマシティー出身の億万長者であるリチソン氏は昨年、ペイコムから2億1100万ドル(約232億円)相当の報酬を受け取った。同社が先週、米証券取引委員会(SEC)に提出した年次委任状説明書で明らかとなった。この報酬パッケージの中核は、今後10年間でリチソン氏の資産に20億ドル超を追加する可能性のある制限付株式だ。ペイコムによると、この報酬は株式のパフォーマンスに基づいており、同社の株価が2倍以上にならない限り、リチソン氏はこの報酬を受け取れない。