トランプ前米政権で移民規制など保守的な社会政策を主導してきたスティーブン・ミラー氏(35)が、新たな司法関連団体を立ち上げる。ドナルド・トランプ前大統領の政策に対して、効果的かつ攻撃的な訴訟を仕掛けてきた民主党やその支持者らの戦略について、敵ながらあっぱれだと感心したというミラー氏。政権の上級顧問としてその標的となった経験から、今度は自ら反撃に出る構えだ。ミラー氏は今週、新組織「アメリカ・ファースト・リーガル」を設立する。トランプ政権時代の優先課題に反するバイデン政権の政策に関して、司法の場で争う考えだ。「バイデン氏の行動で違法と見なすものは、すべてが格好の標的になる」と同氏は語った。