ビーボの武川克己社長
ビーボの武川克己社長(ビーボ提供)

海外でモノだけでなく、コトを売る

「海外で“モノ”を売ればいいのではなく、お客様がこうなりたいという“コト”を提供したい。これをカスタマーサクセスと呼んでいます。その文化を海外に根付かせることが私たちの目的です」

 そう語るのは、ビーボ・グループの創業社長である武川克己(たけがわ・かつき、37歳)だ。

 同グループの主力サービスは、子会社のベルタが運営する女性のライフステージごとの変化に対応した美容・健康食品を扱うD2Cブランド『BELTA(ベルタ)』だ。D2CとはDirect to Consumerの略で、自社製品を消費者に直接販売する形態である。特に妊活・妊娠時に必要とされる葉酸や鉄分、ビタミン、ミネラルなどを配合した「ベルタ葉酸サプリ」は人気で過去の累計では30万人超のユーザに利用されてきた。

 同ブランドでは、妊娠時の肌荒れをケアするクリーム、ヘアローション、シャンプーなども販売。この他、ニキビケアや美容液のブランドもあり、すべて自社のオンラインショップのみで販売している。

D2C関連商品
D2C関連商品(ビーボ提供)

 2017年には台湾に支社を設立。BELTAの商品を中心に台湾で生産、ネット販売し、現在ユーザ数は1万人に増えた。翌18年にはフィリピン支社を設立し、後述するメディア・アプリの開発を行っていたが、BELTAのテスト販売も始めた。

 ビーボ・グループのビジネスモデルはD2Cで、商品の企画・開発は自社で行い、製造はパートナー企業に委託するファブレス(工場を持たない企業)だ。